アルファルファモザイク

一流紙「日本人ファーストは日本衰退の象徴。『私たち日本人を助けて!』という魂の叫び」

毎日新聞
「日本人ファースト」 国の衰え感じさせる言葉

 最近、「日本人ファースト」という言葉が声高に叫ばれ、よく耳にするようになった。10年くらい前ならば恥ずかしくて声に出せなかったかもしれないと思うのだが、なぜか今、奇妙な広がりを見せている。

 この違和感は何なのだろうか。2016年の米大統領選挙期間中、ドナルド・トランプ氏が「アメリカ・ファースト」(米国第一主義)と叫び始めた。元々は第一次世界大戦前後に国際紛争に介入しない米国の外交姿勢を指していたようだ。それにしても、今のご時世にそれを強調するとは、「米国はそこまで余裕がないほどに衰えてしまったのか」と感じざるをえなかった。日本人がこの「日本人ファースト」というフレーズに違和を感じなくなる状態は、米国同様、この国の衰退を実感させる。

 この言葉は、排外主義や外国人差別を助長、あるいは正当化しかねないニュアンスをはらんでいる。「日本人ファースト」は、「日本人を優先する」という意味になるが、同時に「日本人以外は後回しにする」にも聞こえる。日本の国内には、数百万人の外国人、移民、難民、在日外国人が暮らしているし、外国人観光客も多く滞在している。このスローガンは、その人たちへの支援や権利の保護を軽んじるということにつながる危険性がある…

※詳しくは下記リンクより
https://mainichi.jp/articles/20250713/ddm/012/070/015000c

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